2004年〜2007年にかけて2chのオカルト板にて書き込まれた長期に渡る「蓋スレ」。それは単なる掲示板スレッドではなく、スレ民によって作られたノンフィクション作品で物語とも言えるようなものです。
この蓋スレはかつては知名度が高いスレッドでしたが、今現在を生きる若者や当時2chと無縁であった人にはテレビなどで取り上げられて初めて存在を知った人も多いはずです。
そこで今回は蓋スレ(別名:倉敷蓋事件)の真相や場所、福山市にある区らしきの蓋の住所場所はどこなのかについてご紹介していきます。
「蓋スレ(倉敷蓋事件)」とは?概要を紹介!
蓋スレは冒頭でも紹介したように2004年〜2007年の長期に渡ってスレ民によって作りあげられた作品です。実際のスレッドを見るととても長いので、簡単に概要をまとめました。
・HINA(スレ主)
22歳OL。”肝試しに行った友人の一人が行方不明になったので探して欲しい”と、スレを立ち上げた人物です。この人無しでは蓋スレは存在しない超重要人物です。
・黒帯
HINAのスレッドの書き込みを見て、HINAが言う蓋を見つけて中に入るが、同日深夜に消息を断ってしまう
・区らしき市民
黒帯に続く、二人目の捜索者で、この蓋スレで重要な『蓋の写真(区らしきの蓋)』を撮った人物。
・566
三人目の捜索者で、初日から終盤まで、熱心に捜索を行った人物である。
・青
この蓋スレの最後の捜索者。
三人目の捜索者である「566」以降も続々と捜索者が現れ、蓋スレの最後の捜索者が「青」になります。
ここからがストーリーの概要です。
ある晩、22歳OLのHINAという人物が、「倉敷で肝試し中、山奥にある廃墟の扉に入っていった友人が行方不明になった。探して欲しい」と2チャンネルの掲示板にスレッドを立てました。
その約2時間後、HINAの言う場所の近隣に住んでいると名乗る住民「黒帯」、「区らしき市民」、「566」がそれぞれ別々に捜索を開始します。
まず黒帯が蓋を探し当て蓋の中に入り捜索するが、行方不明のHINAの友達は探すことができず、さらに蓋を出たあと他のメンバーと会うこともなく、その深夜に突如書き込みが途絶えます。
そして、区らしき市民も、ほどなく現場付近に到着するが、他のメンバーと合流できないまま帰宅し、スレに「蓋」の写真をアップします。この蓋を「区らしきの蓋」と呼びます。
566も現場に向かうものの、現場を発見することも誰とも合流も出来ず帰宅。その後連日、何人も現場を捜索するメンバーが現れます。しかしながらどうやっても蓋を見つけることが出来ません。
そうした中で、スレ民達から様々な疑問が生まれていき更に、心霊写真や謎の女性の声が聞こえた、嘘つきなどが現れスレッドは荒れていきます。
そんな中でHINAが再度、スレッドに現れ「行方不明は嘘」と言い残してスレッドを去りますが、ここで蓋スレは終わりません。
HINAの蓋が嘘だと分かるとスレッドの向かう先は「区らしき市民」がアップした蓋の写真は一体どこにあるのか?です。
区らしき市民は蓋のヒントを出すが見つからないまま7日目にアップした写真は倉敷ではなく福山にあるとネタバラシをします。つまりHINAの蓋がもともと嘘でしたが、それに乗っかり更に嘘をついていたということになります。
福山にあるという「区らしきの蓋」の詳細情報を求めるが区らしき市民は、それを無視し「おしまい。」の一言で一旦幕を閉じます。
その後。。。約2年4ヶ月後。。。
566は蓋を探していたが見つけられない中、とうとう最後の捜索者の「青」が福山の山中にある「区らしきの蓋」に似た蓋の写真をスレッドにアップします。
そして数年ぶりにスレッドに現れていた区らしき市民が「正解 オメ」とスレッドに残し、最後に青が「区らしきの蓋」の詳細な場所(住所)を公表しスレッドの幕を閉じます。
蓋スレの場所(住所)はどこ?
概要説明を見た方はご存知だと思いますが、スレッドを立てた重要人物であるHINAは蓋は嘘だったと述べているため、実際にHINAの言う蓋は存在しないということになります。
しかしHINAの立てたスレッドから黒帯、区らしき市民、566と続々と蓋を探していくにあたっての最初のHINAが言った場所と、後に「区らしき市民」がネタバラシした「区らしきの蓋」がある福山市の住所場所についてご紹介します。
HINAの蓋の場所はどこ?
22歳OLのHINAが倉敷の某所に肝試しに行ったところ、地面に扉があり、そこに入った1人友達が行方不明で探して欲しいということが発端の蓋スレですがこの倉敷の某所の場所は一体どこなのでしょうか。
場所のキーワードはこちら。
・カー○○○スの名所(名田跨道橋)
・岡山県倉敷市にあるホテル「ドレミイン」へ向かう道の途中
・高さ3メートル、幅2メートルぐらいの柵
・柵を越えた先に街灯に照らされた扉
・あんな建物初めて発見した
特にドレイミンというホテルの名で場所がかなり絞ることが可能で、以下にGoogle Mapを載せていますが、ドレミインのある通りの少し上の登ったところに「倉敷の柵」と掲載されています。
区らしきの蓋の住所・場所はどこ?
続いて区らしき市民が最後に倉敷ではなく、福山市にあるとネタバラシをして去った蓋の場所(住所)についてです。こちらは懸命に捜索を続けたスレ民「青」がアップされた写真と福山市という情報をもとに発見されています。
その場所はこちらです。
Google Mapで「区らしきの蓋」と検索すると「Kurashiki’s Hole」として掲載されていることが確認できます。その住所は、「〒720-0831 広島県福山市草戸町1丁目22」です。ストリートビューで確認するとHINAの言う「扉のような蓋」を確認することが出来ます。
この蓋を発見した青も良く見つけることが出来たものです。
蓋スレの真相・考察
蓋スレは約2年4ヶ月にも及ぶ長編のストーリースレッドです。ことの発端はHINAが友達がいなくなったから探して欲しいとスレッドを立ち上げたことでしたが、後に嘘であったと述べ、途中で区らしき市民がアップした蓋の写真の場所はどこなのか?というストーリーに変わっていきました。
もともとHINAもこんなに有名なスレッドになるとは思っていなかったと思いますが、熱心なスレ民により過熱したスレッドであるともいえます。
蓋スレの真相は?と言えば嘘でした…と言うのが一言なのでしょうが、途中で区らしき市民がアップした蓋の写真によりストーリー性が出てきたのではないかと思います。
まとめ
2チャンネルで盛り上がった蓋スレは2004年から2007年にかけて盛り上がったオカルト・都市伝説とも言えるスレッドです。ところどころ現実にある場所を指しながら実際に近隣に住むスレ民が実況しながらスレッドを盛り上げていったことから現在では全国的に有名なスレッドになっているのではないかと思います。
私もスレッドの全てを細かく見てはいませんが、所々の情報から気になる情報を今回はまとめています。
長編スレッドになりますので、興味があり時間がある方はじっくりと読んでみてはいかがでしょうか。